海外で暮らしていると、出生届やパスポート更新など、いろいろな手続きでお世話になることが多い現地の大使館や総領事館。
とりあえず近い方に行っているけど、呼び方が違うっていうことは何か違いがあるのかな?
と気になりますよね!
手続きできれば何でもいい…というのも本音だけれど、せっかくお世話になっているのでこの機会に違いを確認してしまいましょう☆
テキトーな…ふわっとした解説が得意な猫ちゃん、お願いしまーす!
まかせるにゃー!
在○○大使館と在○○総領事館、何が違うの?
どちらも「在外公館(ざいがいこうかん)」と呼ばれる日本国政府機関です。
外務省のHPを見ると以下のようにいろいろ書いてあるんですが…
大使館は,基本的に各国の首都におかれ,その国に対し日本を代表するもので,相手国政府との交渉や連絡,政治・経済その他の情報の収集・分析,日本を正しく理解してもらうための広報文化活動などを行っています。また,邦人の生命・財産を保護することも重要な任務です。
外務省HP(※1)
総領事館は,世界の主要な都市に置かれ,その地方の在留邦人の保護,通商問題の処理,政治・経済その他の情報の収集・広報文化活動などの仕事を行っています。
外務省HP(※1)
ん、なんて?文字多いなー、大体同じこと書いてある気もする…
その通り、大体一緒にゃ!
大使館がボスで、領事館がサポート役とか考えておけばまぁあってるにゃ!
大使館は各国に一つだけ、日本の代表
上に書いてあることをまとめると、大使館の役割は以下の4つ!
- 相手国(その大使館がある国)との交渉、外交
- いろいろな情報集めと分析
- 日本のPR
- その国にいる日本国民を助ける
基本的にその国の首都にあります。
領事館は大使館のサポート役
上に書いてあることをまとめると、領事館の役割は以下の3つ。
- いろいろな情報集めと分析
- 日本のPR
- その国にいる日本国民を助ける
大使館が各国に一つなのに対して、領事館は複数あることも多いです。
国土も広く、在留している日本人も多いアメリカには、なんと14個も総領事館がありますよー!(2023年現在)
イギリスはロンドンに大使館があって、エディンバラに総領事館が一つあるだけでした!国によって数は結構違うみたい。
領事館には、大使館がある地域で何かあってもスムーズに別の拠点に移転できるように、っていう保険みたいな役割もあるにゃ。
大使館と領事館、どちらかにしかできないことってあるの?
上のリストを見比べると、違うのは最初の一つだけでしたね!
それが大使館にしかできないスペシャルミッションです。
国の代表としての権限があるのは大使館だけ
そう、政治的に日本を代表して相手国と交渉する権限があるのは大使館だけ!
大使館の長である「大使(特命全権大使)」という役職の人がその権限を持っています。
個人でできる手続きには両者違いなし
とはいえ、個人でお世話になる分にはまーったく関係ないですよね。
在外の日本人が必要な手続きは大使館領事館どちらでもできるので、個人レベルで使い分けのようなものは考えなくてOKです!
滞在している国にある大使館/領事館ならどこに行ってもOK?
普通の手続きなら、大使館領事館関係なく、住んでいる地域が管轄に入っている方に行きましょう!
どこに行ってもいいわけではなく、きっちり管轄が分かれています。
分からない場合は外務省のこのページにまとめてあるから確認するにゃ!
大使館と領事館まとめ
- 大使館は日本の代表で一つだけ、領事館はサポート役で同じ国に複数設置できる。
- 大使館には日本を代表して駐在国と交渉する外交権があるが、領事館にはない(違いはこれだけ)
- 個人が手続きなどで利用する分にはできることに違いはないので、気にしなくてOK
- 住んでいる場所ごとに管轄が決まっていて、自分でどこに行くか選ぶことは出来ない点に注意
知らなくても困らないからなんとなく流しちゃってたけど、これで子供とかに聞かれても答えられそう!
解説ありがとう猫ちゃん!
もっと褒めてもいいんだにゃ!
※1 在外公館の仕事(外務省)
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